2012年1月17日火曜日

ケンブリッジ国際模擬国連大会

こんにちは。気づいたら老メンの上田古都です。

今回は遅ればせながら去年こまけんのメンバー総勢10名で11月25日、26日、27日に参加したケンブリッジ国際模擬国連大会について書きたいと思います!

その名の通り、イギリスにある名門ケンブリッジ大学で毎年開かれる大会です。

本当に、日本の大学とはケタ違いの広さと歴史、伝統を感じられる建物ばかりでした。

会議は全部で12種類ありましたが、こまけんからの参加者は全部で7つの会議に参加し、3日間にわたって世界中からやってきた学生たちと熱い議論を戦わせました。
参考までに、開かれていた会議は以下の通りです。
DISEC
European Union
Crisis
Security Council
Historical Conference
Facebook Executive
UNDP
NATO
ICJ
WHO
WIPO
IMF

難易度別に会議が分かれており、大会全体としてこれからの世界を考える上で直面することが不可避の事態について考えさせる設計になっていました。

私はNATOの会議に参加しましたが、リビアへの介入を受けてNATOのIntervention Policyを再考するという、こまけんの後期会議でも触れた議題であるのにもかかわらずこまけんとは全く違う方向に議論が進み、とても興味深かったです。特に印象深かったのは介入に国連安保理の決議が必要か否かという議論において、「スイスとオーストリアで戦争が起こったら、ヨーロッパのど真ん中なんだから決議があろうとなかろうと危機なのだから介入することに疑問はないはずだ」という非常にユニークな例を持ち出した大使がいたことでした。

↑NATO参加者集合写真

会議二日目、三日目のあとにはClub NightやFormal Dinnerが企画されており、お酒を交えて楽しく歓談しました。
開会式で講演をなさった元大使によると、外交官に求められるものは高いアルコール耐性と美人・美男への免疫だそうです。みなさんがんばりましょう。


イギリス英語についていけなかったり会議の展開するスピードの速さにのまれてしまったり、なかなか自分の思うところを言えなかったりとこまけんメンバーそれぞれが課題を見出した会議でしたが、それと同時に新たな友人にも恵まれた素晴らしい経験でした。


↑参加メンバーのみんなで。


今年のこまけんメンバーのみなさんも参加してくれることを祈っています。