1年間研究統括を務めておりました武市優莉奈です。
気付けば老になりました。わーお。
運営代が正式に交代になります。
新メンs改め2012年のこまけんをまわしていく旧メンsにはさらに充実した活動となるよう、常に向上心を持ってがんばっていってもらいたいですね。
私をはじめ、多くの旧メンが通常活動に関わることはなくなりますが、後輩たちを見守っていきたいと思います。
さて、旧メンによる怒涛の更新ラッシュを止めていたのは私でした。はいすいません。
というわけで私が会議監督だった昨年の秋会議の報告をば。
Komaba MUN Autumn Conference 2011
APEC2011 Leaders' Meeting
agenda: Regional economic integration
2011.9.20-22 @Hakone
APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation, アジア太平洋経済協力)はアジア太平洋地域の21の国と地域が参加する経済協力の枠組みです。経済規模で世界全体のGDPの約5割、世界全体の貿易量及び世界人口の約4割を占め、アジア太平洋地域の持続可能な成長と繁栄に向けて、貿易・投資の自由化、ビジネスの円滑化、人間の安全保障、経済・技術協力等の活動を行っています。(
今回、そんな経済協力機構の2011年にHonoluluで開かれたAPEC首脳会議を2カ月ほど先取りして模擬しました。
議題は実際に今年の重要議題の1つであった地域経済統合とし、アメリカが議長として議事進行を行い、成果文書は議長声明の形をとり、できるだけ実際の設定に近いものにしました。
今回の設定economy(※APECではStateではなくEconomyという単位です)は
Australia, Brunei, Canada, Chile, China, Indonesia, Japan, Republic of Korea, Malaysia, Mexico, New Zealand, Peru, Philippines, Russian Federation, Singapore, Thailand, United States of Americaでした。
(実際の加盟Economyはこれらに加えてHongKong China, Papua New Guinea, Chinese Taipei)
会議がどんなもんかざっくり言うとアジア太平洋地域においてどう経済統合、連携を進めていくか、という話。
経済統合を進めていくという方向性は一致していても、そのやり方や時期をどうしたいかはそれぞれ違います。できるだけ早急に統合を進めて障壁を取り除き貿易・投資の自由化をしたいeconomyもいれば、他との経済格差ゆえに今はある程度保護しながら徐々に経済統合を目指したいeconomyもいます。
議長国がUSであり、SingaporeやNew Zealandも参加しているため当然TPPも話題に上りました。
ASEAN、ASEAN+3といった枠組みもある中でAPECとして何を目指すのか、会議時間を目一杯使って白熱した議論がなされました。
議論は早期統合派が優位に進め、成果文書にもそれが反映された形となりました。
秋会議は9月に行われ準備時間が普段より取れることもあり、Study Guide、勉強会、タスクを工夫し、議題や背景への理解を深めた上で議論をしてもらえるよう会議監督として意識しました。
それについてきてくれ、充実した会議を作り上げてくれた参加者には感謝です。
2日目の会議、そしてレビュー終了後はディスカッション企画として、ちょうど当時与党民主党内でTPP参加をどうするか絶賛揉めている時期だったこともあり、日本がTPPに参加することの是非を議論しました。
会議でだいぶ頭を使った後のディスカッションお疲れ様でした(・∀・)
夜はみんなでわいわい盛り上がり、ほぼ全員が母校の校歌を歌う(as罰ゲーム)という事態も展開されつつ、楽しく過ごしました!
天気にも恵まれた3日目は星の王子様ミュージアムに行ってきました:)
(※会議中は台風15号が関東地方を直撃して窓ガラスをがたがた言わせてました)
会議も企画も楽しんでくれたようでなによりです^^
こまけん秋会議は時期的にも参加人数的にも普段とは少し違った会議ができるので、
来年はどんなものを作ってくれるか楽しみにしています!!
それでは長くなりましたがここらへんで。
良い年になりますように。