2012年1月1日日曜日

駒場研究会後期会議


あけましておめでとうございます。前会長の吉澤です。



昨年の活動報告として、増山と私が会議監督と議長を務めた後期会議について書きます。



後期会議は、10~12月という長丁場になり、駒場キャンパスの五号館での1st~4thMeetingとレビュー、八王子セミナーでの合宿を行いました。



設定会議は、NATO Summitです。これは、不定期に開催されNATOの加盟国およびオブザーバーの国家元首や代表があつまる会議です。



議題は、Open Agenda で、参加者が1st Meeting で決定するという方式をとりました。



会議監督として考えたこの会議の特徴は、以下の三点にまとめられます。



第一に、議論を重視する会議設定です。

それは、議長の権限の強化やタイムテーブルをめぐる議論の回避を行うことに表れています。



第二に、参加者にも会議を形成してもらう取り組みです。

これは、議題設定の方法やCommuniquéの文言を各国代表に書いてもらうことで実現を図りました。



第三に、フロントの連携の強化です。

これは、会議監督と議長が同一であり、二人が双方を受け持つことで、会議設定の意図と実際の会議の運用が一体化していくことをめざしたものでした。





実際の会議では、1st Meeting で、a) the Role of NATO, b)NATO Intervention Policy, c)Energy Security という議題が決まりました。そして、それらを2nd~4thで一つずつ議論して、合宿の5th~6thMeeting でまとめてCommuniquéとするという方式で会議が進みました。



NATOという2011年を通して大きく注目され、また軍事的な実行力を持つ組織を模擬することで、会議の参加者が新たな課題や問題点に気が付き、各々なりに得られるものをえてくれているものと願っています!





後期合宿の集合写真です~