2015年4月10日金曜日

模擬国連 全米大会


こんにちは。駒場研究会旧メン、東京大学理科二類2年の廣中彩乃です。本日は、3月に行われた模擬国連会議全米大会日本代表団派遣事業についての報告を致します。これは日本模擬国連(JMUN)主催の事業の一つであり、世界最大規模の模擬国連の大会である全米大会に大使団を派遣し、帰国後には翌年の派遣のために運営を行う事業で、32年という長い歴史を持っています。駒場研究会からは中西、曽我、廣中、松田の4人が参加し、スイス大使として出場しました。


 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
渡米では、提携校との調整と交流のため1週間ほどミシガンに滞在したのち、ニューヨークに移動し、ブリーフィングを日本政府代表部やスイス政府代表部の他、いくつかの国際機関の方から頂き、その後全米大会に出場して世界各国から集まった学生と活発に議論を行いました。


 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私の所感と致しましては、日本の模擬国連とアメリカの模擬国連の位置づけや会議進行・議論の違いに戸惑いつつも、世界中から集まった人たちと一つのものを作るために協力し、議論することによって、多くのことを学びました。私は世界食糧計画(World Food Programme)の会議に参加し、飢餓対策のための女性の役割向上のための議論を行いましたが、この議場は36カ国約60人の少人数会議でしたので、会議内外での活発な話し合いにより、他の大使との仲を深めることも出来ました。提携校の学生との政策や会議行動の調整では、英語によるコミュニケーションの難しさと、その中でも理解しようという意識を持って納得の行く結論を出すことの喜びを感じました。また、ブリーフィングで外交の最前線で活躍する方々のお話を聞く中で様々な知見を得たことは、国連の活動や自分の将来、国際的な課題についてより意識を向けるきっかけとなりました。この渡米で得られたものを今後の会議や社会への貢献という形で還元していく所存です。