2015年1月13日火曜日

第26回模擬国連会議全日本大会


こんにちは。駒場研究会8期、東京大学文科Ⅰ類1年の川端万貴です。この度は,昨年末に行われました全日本大会の報告をさせていただきます。

 

昨年2014年の1226日~29日にわたり,池袋のホテルメトロポリタンにて第26回模擬国連会議全日本大会が行われました。全国から集まった参加者は、サンフランシスコ会議、グローバル化と人権、キューバ危機、難民、スエズ動乱、ダーバン会議、IAEA、という7つの議場に分かれ、闊達に議論しました。

 

私はアメリカ大使として「難民」の会議に参加しました。緒方貞子さんの影響でもともと難民問題に興味があり、担当国もUNHCRとの関係が深いアメリカだったので、興味の赴くままに楽しくリサーチをすることができました。しかし、いざ会議が始まると、50人近い参加者にとって納得のいく議事進行方法の模索、広範にわたる論点の整理など、本質的な議論を始める前段階の話し合いに多くの時間を費やしてしまい、結果として時間不足に陥り、本質的議論が十分にできないまま、対立が解消されないままのDRが提出されてしまいました。最終的にはアメンド段階での交渉で各国と自由に意見を交わすことができ、納得のいく決議を採択することができましたが、改めて会議におけるタイムマネジメントの重要性を痛感しました。

 

一方で、私個人としては、新メンの集大成と位置付けていた本会議で、過去の会議の反省点を生かし、アメリカの考えを各国大使に伝え、決議という形で世界に示すという点において一定の成果を残すことができました。結果として、ディレク賞を頂くことができましたが、自分に足りないものが見えた会議でもあったので、旧メンとして臨むこれからの会議で会議行動を磨いていこうと思いました。他の会議に参加したこまけん民も、それぞれに得るものがあったようです。

 

最後に、本会議を通じて、全国から集まった熱意あるもぎこっかー達と知り合えたのは、私にとって大きな収穫でした。学びあい、議論し、会議内外で交流するなかで、模擬国連の魅力は「ひと」だと改めて感じました。次なる全国大会で彼らに再会するのが楽しみです。