2014年1月20日月曜日

模擬国連ペンシルベニア大会

  • こんにちは、駒場研究会6期、東京大学文科Ⅱ類2年の久慈茂です。
    駒場研究会は先日、アメリカはフィラデルフィアで開催されたUniversity of Pennsylvenia Model United Nations Conference(UPMUNC)に大使団を派遣しました。
    これまでも駒場研究会では、海外で開催される模擬国連大会に大使団を毎年派遣しておりましたが、今年は改めて大会を選び直した結果、このペンシルベニア大会に派遣することとなりました。大使団は13名で構成されましたが、そのうち過半数の8名が一年生と、とてもフレッシュな雰囲気に包まれた大使団になりました。

    この大会は今年で47回目を迎える歴史ある大会で、全米から2,000人以上が参加する、とても規模の大きな大会でもあります。大会は2013年11月14日から17日の4日間にわたって、フィラデルフィア市内のホテルで開催されました。

    大会では国連総会や安保理・経社理といった一般的な模擬国連会議に加え、国連という枠にとらわれないユニークで多彩な会議設定をもつクライシス会議と呼ばれる会議も数多く行なわれ、非常に充実した内容となっておりました。私たち駒場研究会の大使団は、国連総会第一委員会や世界貿易機関(WTO)、世界保健機関(WHO)などの会議や、ローマ教皇のコンクラーベなどのクライシス会議に参加しました。

    会議では、各大使はレベルの高い英語や日本と異なる会議ルール・議事進行に戸惑いながらも、自国の主張や用意した政策などを地道ながらも精一杯訴えてゆき、それぞれが国益の最大化を目指しました。

    同時に、会議での議論や参加者との交流を通して、普段日本で行う会議ではなかなか巡り合うことができない外国の参加者のアイデアや考え方にも触れることができ、とても刺激的で有意義な時間を過ごすなかで、多くのことを学ぶことができたと思います。
    また、各メンバーがこの大会に向けて長い間準備してきたものを成果に変える一方で、抱いていた目標が果たせなかったり、新たな課題が見つかったメンバーも多いはずです。何が悪くて、どうすればよくなるのか、この大会を通して得たものを最後まで生かすには、今後の反省と行動が肝心です。

    大会が終わった後には、ペンシルベニア大学などフィラデルフィア市内を散策し、学園都市と、独立記念の地という歴史の街が調和した独特の雰囲気を肌で感じることができ、非常に楽しく充実した渡航となりました。
    このように、今回の渡米ではとても良い環境の中で各メンバーにとって非常に意義のある時間が過ごせたのではないかと思います。この経験を今後駒場研究会内外での様々な活動に活かし、さらなる成長に繋げていくことができればと思っております。