2013年7月9日火曜日

前期会議

こんにちは。模擬国連駒場研究会第6期前期会議で、会議監督を務めさせていただきました、東京大学文科1類2年の末永理紗です。

5月末から7月頭までの約一か月にかけて行われた前期会議について報告いたします。

本会議は、会議参加者に模擬国連で自分の能力を磨いてもらうことを目標にしていました。
模擬した会議は2011年11月に行われたバーゼル条約締約国会合第10会期で、議題は2つ扱い、”OECD諸国から非OECD諸国への禁止改正条項の策定”ならびに”バーゼル条約履行のための政策の策定”でした。

バーゼル条約とは産業廃棄物の越境移動を規制するために作られた国際条約であり、その条約の締約国が集まって条約について話し合う会議を模擬いたしました。議題1はOECD諸国から非OECD諸国への廃棄物の輸送を禁止するという条約改正をおこなうかどうか話し合い、議題2はバーゼル条約をきちんと履行していくためにはどのようなことをしていくべきかを話し合いました。

3回の毎週月曜日の活動にて議題1を、合宿にて議題2を話し合い、多くの対立を抱えながら多くの政策が検討され、充実した会議になりました。しかし議題1においては議論がなかなか進まないという新歓会議同様の現象がおきてしまうなど、反省点も多く見つかる会議になりました。次の秋会議ではこれを生かしてよりよい会議にしてほしいと思っています。
 
 

スピーチの言語である公式言語を英語にし、そのスピーチを評価するシートを使用したことや、会議参加者に対して逐一アドバイスをおこなうというフィードバックの導入など、会議監督としては新しいことに実践した会議でした。長期にわたる会議で心が折れそうなこともありましたが、会議参加者の熱心な様子に背中を押されながら会議を作ることができました。
新入生の真剣に全力で会議にぶつかり、挫折して、成長する姿を見ることができたことや、多くの上級生が会議をまとめ、そして会議を楽しんでくれたことは、会議監督して非常にうれしかったです。

参加してくれた方々に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
引き続き駒場研究会をよろしくお願いします。